代表メッセージ

 コロナ禍の今、命を守る戦いは世界中で起きています。現在その中でもウクライナ東部の医療機関は世界で最も困難な状況にあると言えるでしょう。我々医療人は敵味方や兵士民間の分け隔てなく目の前の命を救わなくてはなりません。爆弾の降り注ぐ中、退避することなく救命救急を行っている仲間に医療物資を届けて遠くから応援したいと思います。

NPO法人光量子医学推進機構 代表理事 瀬藤光利

ウクライナの医師の活動を支援するためのご寄附にご協力ください。

2022年6月、浜松国際交流協会(HICE)より連絡がありました。
浜松市へ避難したウクライナ避難民であるパクハモフさんより、「両親は医師として現在もウクライナのポルタヴァで怪我人の治療にあたっているが、医療品が全く足りていない。支援をしてもらえないか。」という内容でした。私たちは外科の手術トレーニングに関わる団体であり、医療に関する知識や、周辺の医療施設、医療品を扱う業者とのつながりがあります。そんな我々にできることは、パクハモフさんより提供された必要物資のリストを参考に、中古でも構わないので現場で使用できる医療機器を譲ってもらったり、集めた資金で医療物資を購入し、医療物資がなくて困っている現場に送り届けることではないかと考えました。

クラウドファンディング成果報告会のお知らせ

成果報告会は終了しました。こちらから成果報告資料をご参照いただけます。



 ポルタヴァは戦線であるハリコフのすぐ西に位置し、銃弾や爆弾で怪我をした人が次々に運び込まれてくる地域です。紛争により、全てのものがより高価になり、政府からの供給が減り、病院は基本的な設備や薬の不足に悩まされています。そのため、現地の病院では、医療機器や資材がまったく足りていないとのことでした。骨折に対する外固定の器具など、特に外科系の医療物資が不足している状況であることがわかります。(写真は8月のウクライナ ポルタヴァにある病院の様子)

支援する物資

・包帯、消毒液、創傷被覆材など外傷治療に使用するもの
・電気メス、ヘルニア鉗子など外傷の手術に使用する医療機器

支援物資の送り先

Regional Clinical Hospital for Rehabilitation Treatment and Diagnostics in Poltava
※パクハモフさんの父親であるVolodymyr Khomrach氏が整形外科、外傷治療の専門医として勤務。
病院ホームページ

これまでの主な支援活動

医療物資第1便の郵送(11/8)

2022年10月20日に集荷をした約9万円相当の縫合糸や包帯などの医療物資が、先日10月30日に、オーストリアにいるパクハモフさんのところへ届き、ご両親のいるポルタヴァの病院へ医療物資を届けてくれました。

電気メスを寄贈して頂きました(11/21)

かねてよりウクライナの医療施設から要望のあった電気メスを、浜松市内の総合病院様より寄贈して頂きました。ペンシル(メス先電極)、対極板、英語版のユーザーズ・ガイド等を用意し、一刻も早く発送準備を進めたいと思います。

クラウドファンディング終了(11/30)

10月17日からクラウドファンディングを開始し、多くのご支援を頂きました。ご支援による医療物資がすべて送り届けられた暁には、浜松市にて活動報告会を実施いたします。進捗につきましては、引き続き団体HPに掲載いたします。

包帯を寄贈して頂きました!(12/6)

浜松市にある川島繃帯株式会社様より、医療物資支援のために16箱もの包帯を寄贈していただきました。現地からは「今も病院に多数の兵士がいる。とにかく物資の数が足りない。」という声が届いており、非常に大きな支援になると考えています。

包帯を発送しました。(12/19)

寄贈頂いた包帯10箱(168個/箱)を国際郵便にて発送しました。通関で追加費用が発生してしまいましたが、2023年2月19日に包帯がウクライナに届いたことを確認できました。

医療用電気メスの発送(23/1/26)

電気メス本体、そのアクセサリとして、リユースのハンドスイッチ、ハンドスイッチ用のスパチュラ電極、対極板、ディスポのペンシルなど14万円相当のアクセサリを発送しました。

電気メスが届きました(2/15)

輸送した医療用電気メスおよびアクセサリがポルタヴァに届き、現地でも問題なく使用できることが確認できました。病院の医療スタッフより感謝の言葉が伝えられました。

電気メスアクセサリー等を発送しました(3/23)

ヴァラディミル医師(整形・外傷専門)より要望のあった2種の電気メス用医療器具、縫合糸、包帯などを発送しました。

医療物資が届きました(5/4)

3月に発送した医療物資が、ポルタヴァの地域診療病院(Regional Clinical Hospital for Rehabilitation and Diagnosis)に届き、写真と動画が送られてきました。

成果報告会を実施しました(6/25)

浜松市三ケ日町の研修施設おひさまでクラウドファンディングの成果報告会を行い、寄附者銘板のお披露目、活動・収支報告を行いました。

アレクセイ選手からのメッセージ

パクハモフさんの友人であり、紛争後すぐにパクハモフさん一家を受け入れたジュビロ磐田のアレクセイ選手から応援メッセージを頂戴しました。

AZALEA SEVEN(女子ラグビーチーム)
ナタリヤ選手からの応援メッセージ

ウクライナのリヴィウから袋井に拠点をおくアザレア・セブンに入団したナタリヤ・コザチュク選手から応援メッセージを頂戴しました。

AZALEA SEVEN(アザレア・セブン)
静岡県小笠山総合運動公園エコパを拠点に活動している女子ラグビーチーム『アザレア・セブン』は、女性と子どもに特化した総合型地域スポーツクラブ「アザレア・スポーツクラブ」の1stプロジェクトとして、2019年3月に発足。

法人口座へ直接お振込みによるご寄附

ゆうちょ銀行 〇八九(ゼロハチキュー)店 
当座 0138572
特定非営利活動法人 光量子医学推進機構
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