整形外科 Cadaver Surgical Training

 2024年3月2日、3日の二日間にわたり、浜松医科大学にて整形外科学講座主催のカダバーサージカルトレーニング(CST)が開催されました。脊椎、上肢、下肢など整形外科領域における一般的に行われる手術手技をテーマに、専門医資格を取得していない若手医師が多数参加し、経験豊富な講師陣から直接、手術手技の指導を受ける機会を得ました。また、今回は医学部の5年生による見学も行われました。御献体を用いた実践的な手技を見学することで、学生たちにとっては、将来のキャリア選択に向けての貴重な学びの機会となり、整形外科領域への興味と理解を深めることができたと思われます。

 故人の尊い意思により提供していただいたご遺体により、教科書では得ることのできない立体的な解剖学的知識をより深めることができ、参加者一同心から感謝してワークショップを終了しました。このように患者により良い手術を行えることに繋がるサージカルトレーニングが日本に普及して行くことを願っております。