【理事会・総会を終えて】― 私たちにしかできない使命を胸に ―

先日、当法人の理事会および総会を無事に終えることができました。ご多忙の中ご出席くださった理事の皆様、会員の皆様に心より御礼申し上げます。

今回の会議では、事業報告や決算のご承認に加え、今後の活動の方向性についても活発な議論が交わされました。その中で、ある理事の方から、次のような力強いお言葉をいただきました。

「本県で唯一の医科大学に関わる法人として、あなたたちにしかできない活動がある。
特に、ご献体を活用した外科手術手技の研修事業は、医療の質を高め、次世代の医師を育てるうえで欠かせない。
こうした意義深い活動を、もっと多くの人に知ってもらうべきだし、賛助会員を増やす努力を怠ってはならない。」

その真摯な叱咤激励に、私たちも改めて身の引き締まる思いがいたしました。

当法人では、献体を活用した高度な医学教育支援に加え、子育て世代への食材支援や高齢者を対象としたサロン活動、さらには外国人住民の健康相談など、幅広い世代・多様な背景を持つ人々に寄り添う活動を続けています。これらはすべて、「いのちと健康を支える」という共通の理念に基づいています。

とはいえ、私たちの活動は決して潤沢な資金や人手に支えられているわけではありません。一人ひとりの善意と、小さな行動の積み重ねによって支えられています。だからこそ、これからは広く社会に向けて私たちの活動をもっと知っていただく努力をし、志を同じくする賛助会員の輪をさらに広げていく必要があると痛感しています。

今後とも、私たちにしかできない社会的使命を果たすべく、活動を進めてまいります。引き続き皆様のご支援とご協力を賜れますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。